ビジットジャパンとは?公務員試験重要テーマを分かりやすく解説

東京オリンピックが目前に迫ってくる中、観光分野は公務員にとっても学習が欠かせない分野となっています。
そのような中、「ビジットジャパン」や「ビジットジャパンキャンペーン」あるいは略して「VJ」などという言葉を聞いたことがあるかと思います。本日はこれについて分かりやすく解説したいと思います。

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簡単にビジットジャパンを説明すると?

読んで字のごとくですが、海外で日本観光の広報を行ったり、外国人旅行者向けにWi-Fi環境や外国語パンフレットなどの社会インフラを整えることを言います。
「日本に来てね!」「日本に遊びに来て、飲み食いしてお金落としてね!」ということです。

旗振り役はどこか?

この構想を打ち出したのは国土交通省です。国土交通省がなんで観光?と違和感が少しあるかもしれませんが、実は観光を司る観光庁は国土交通省の外局のひとつなのです。そんなことから「ビジットジャパンキャンペーン実施本部」は国土交通大臣が本部長となり民間団体や企業を巻き込んだ組織となっています。

背景は?

このキャンペーンが実施される前、2008年頃は日本から海外への旅行者が1,652万人、対して海外から日本への旅行者数は524万人と非常にアンバランスだったわけです。そうなると日本円はどんどん海外で使われることとなり、日本で回るお金が少なくなります。外国人が日本でお金を落としてくれればそれだけお店は豊かになるので、これを狙いにいこうというわけです。

ターゲット国はどこか

これについては年々拡大しています。当初は韓国、台湾、米国、中国、香港でした。これは距離や親日性、富裕度などから選定したものとみられます。翌年にイギリス、ドイツ、フランスが追加、さらに翌年タイ、シンガポール、オーストラリア、カナダなど次々と対象地域が拡大しています。

具体的には何してるの?

分かりやすい例で行けば、まずはビザ(査証)の緩和でしょうか。何の目的で入国するのかを把握するためにビザを発給しますが、一定の信頼がある方(例えば所得や職業)は短期間ならビザいらないよ、ということにして入国の煩わしさを緩和するのです。
その他、海外でのプロモーションが昨今勢いを増しています。広告宣伝はもちろん、プロブロガーなども含めたメディアを呼んで日本を宣伝してもらう活動や旅行博覧会への出展、さらには民間企業とタイアップしたプロモーション、アニメなどのオタク文化とのマッチングなど様々な手法が試されています。
また、地方創生とからめて地方でのインバウンド(訪日旅行)拡大のため、パンフレットの作成やインフラの整備、着地型観光のブラッシュアップ、免税店の拡大など、受け入れ側の整備も、かなり力を入れてやっていることが特徴です。

まとめ

観光は楽しい体験をするために人が動くわけですから、取組み方も多彩で、目新しい事業も見受けられます。一昔前に「ブロガーをモニターツアーに呼ぼう!」なんて事業化できなかったと思います。とても楽しい領域であると同時に、結果を生まなければバッシングの対象となりやすいセクションでもあるので、それなりに知識とセンス、様々な場所とのコネクション、行動力が伴わなければ良い仕事ができないと思います。

下にある「新・観光立国論」は観光を語るには必読書です!