これだけで集団討論は余裕!公務員試験集団討論対策 (3)

集団討議は、自分の好きなことや自己主張をする場ではありません。ましてや知識をひけらかしても、得点できるかどうかは疑問です。なぜなら持論の展開は論文でやればいいし、知識ならペーパー試験で見られるからです。ところが公務員受験生は「なにかいいこと、正論を言って点数もらう」ということで、頭がいっぱい。はっきりいって、それ意味ないのです。失敗例で見てみましょう。

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そもそも論を持ち出す

「市長選挙の投票率を上げる施策を討議せよ」という課題がありました。

Aさん「選挙に行くのも行かないのも、個人の自由ではないですか。」

これ、いかにももっともなご意見です。でも、待ってください。この意見は、与えられた課題に対して、異議申し立てをしているのです。「この仕事、私はやりません」と言っているようなものです。選挙で一票を投じるという権利がスムースに履行できるように便宜を図るのは、公務員としての仕事です。これを言うと、民主主義における自由選挙とはなにかという、「中学生的そもそも」から始めなくてはなりません。

課題を素直に受け止め、真摯に参加しましょう。

責任を転嫁する

「市民の安心・安全をみんなで守る」というテーマ。

Bさん「警察の仕事です。」

これは、いけません。もちろんこのテーマは、警察行政の職務の柱です。しかし警察に任せておいてこと足りないのは、もはや周知の事実です。高齢者の孤独死や認知症患者の徘徊、子どもを対象にした虐待や犯罪、いじめ。身近で起きていることに、みんなで力をあわせなくては、社会は安全ではありません。この人、地域コミュニテイの重要性を理解しているのか、と思われます。

知ったかぶり

「障害者も、生き生き活躍できる社会にするには」という課題です。「1億総活躍社会」の実現のためには、必須のテーマです。

Cさん「そのためには、SNEの必要性がありますね。」え、それって何?「SNEとは、障害者が、何ができないかを見極めて、必要な支援をすることのできる教育です。」

これ、知識の受け売りですよね。教科書で学んだことを説明して、得意になっている。これでは他の人が意見を言いだす気になりません。

集団討議の場の「発信」は、知識をひけらかすことではありません。必要なのは、参加者の思考の助けになる情報を提供すること。そのスタンスが大切です。たとえば、身近に高齢者障害者がいて、苦しみや喜びを知っている人、遠慮せず、情報を提供してください。考える材料になります。

まとめ

集団討議に対する考え方が、変わったでしょうか。上記はついついやってしまうことです。しかし、この試験の意味がわかっていれば、こんな失敗はしなくて済みます。