これだけで小論文は余裕!公務員試験小論文対策 (1)

公務員試験には、小論文、作文が必須です。国家公務員から各地域の消防職員に至るまで、必ず出題されます。近年の傾向として、この論作文の比重が大きくなっています。実はこれまで、あまり査定は厳しくなかったのです。ところがきっかり百点満点で採点したリ、一次試験と二次試験の2回にわたって課題を出すところも多くなりました。

論作文は、暗記ものではありません。ですから、しっかり準備してかかりましょう。

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なぜ公務員試験に論文なのか

教養試験も専門試験も、さらには面接までして、なんで論作文なのでしょうか。それは、公務員の業務と深い関わりがあるからです。公務員の仕事で大切なのは、文書をまとめること。

会議のブリーフィング、各種企画書、報告書、市民との意思疎通、あらゆる業務に文書が必要とされます。つまり、文章能力は重要なポイントです。

といっても、悲観することはありません。現場に行けば過去の文例がありますし、先輩や上司が教えてくれますから。ただ、試験は、そういうわけにいかないのでしっかり対策してクリアしましょう。

一般企業の論作文との違い

公務員は、ターゲットを絞る一般企業と違い、広く国民、市民へのサービスをする「公僕」という言葉で括られます(あまり公僕という言葉は好きではありませんが…)。そのため、中立・公正なものの見方ができるかどうかが問われます。たとえば、警察業務に就こうとする者が、あまりに「正義」を振りかざすと、「見解が狭い」と判断されかねません。一般生活者への理解と法を守る覚悟が、両方、必要なのです。

技術系の志望者のなかには、自分の夢を熱く展開してしまう人もいます。が、自分の未来ではなく、社会全体の未来という視点が欠けてはいけません。

また、公務員は営業職のような個人業務ではないため、あまりにズバ抜けた突飛な発想や、売りの姿勢も敬遠されます。

公務員として、ひとりの人間として

公務員とて国民であり市民です。そして、人として人生を全うする権利があります。そのあたりのブレない確かさ、というものが論文に反映されることが大切。つまり、良識ある思考と、市民への深い思いで展開することです。

今を生きる私たち、すべてに必要なことを

例えば「女性の社会進出」というテーマを考えるとき、「女性」を、労働力として換算するだけの論展開が、よく見られます。経済学的にはそれでいいでしょう。しかし女性を働くロボットのように数値に置きかえる論文が、果たして好印象を与えるのか。審査官が女性である場合はどうでしょう。そのあたり、あまり偏った意見ばかりでなく、こういった見方もあればこういった捉え方もあるという具合に、視野を広く持った作文を心がけるといいかと思います。

まとめ

このように私たちは、価値の多様化の時代に生きています。だからこそ、公務員論文には、中庸で体温の感じられる思考が、ますます求められています。いわゆるデータ重視の学術論文ではなく、人間性を見せることを忘れないでください。

次回に続きます。