県職員と、市町村職員の違いについて

地元で公務員になりたい。そんなとき悩むのが、県の職員か市町村の職員がいいのか、ですね。どちらも公務員ですから、同じじゃないか、と思いがちです。でも、大きな違いが3点ほどあります。後悔しないように、よく検討してください。

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業務の違い

まず大きな違いは、仕事内容です。県の業務は全体の管轄ですから、エリアは広くなります。各出先機関も、全域に及びます。たとえば、離島のある県なら、そこにも出先機関があります。つまり、取り扱う仕事内容も勤務先も、とても広い範囲になります。また、地域住民との直接の業務はなく、市町村の役所との交渉や相談が主になります。

その点、市町村の公務員は、一つのエリアで地域住民のための業務を行います。住民に近く住民のために働いている、という意識は、市町村職員は肌で感じられます。

どちらも大切な業務ですが、大きなビジョンで仕事ができるのは、県の職員かもしれません。逆に仕事の影響範囲が県よりも小さい市町村は、思い切った施策を打つことができるので小回りがききます。ちょっと風変わりな施策を自分はやりたいんだ!という方は市町村の方がいいかも。

お給料の違い

よく誤解されるのが、県の職員のほうが給料は高いだろう、ということ。実はそうばかりではなく、大きな都市では市職のほうが俸給は高いことがあります。さらに県職の俸給は人事院の勧告に従わなくてはなりませんから、下がることもあります。また、県職は初級、中級、上級でガッチリ区分されていますが、市町村は、かなり緩いところもあります。中級で入って出世を狙うなら、市町村です。

人生設計の違い

県の職員は、先ほども述べたように広範囲に勤務します。そのため3~5年毎に異動があります。県庁オフィスにずーと通う、と思ってはいけません。それで困るのが家族です。とくに子供は、学校を何度も転校しなくてはなりません。いろんなところで暮らす、それを楽しめる家族なら、いいのですが。ただ、いろんなところに住んでみて、結果、気に行ったところで老後のための家を建てる、という人もいます。

市町村の職員は、そんなに遠くに転勤と言うことはありません。定住の地ときめたら、若いうちにマイホームを建てることもできます。ただ小さな町では、住民と近すぎて、プライベートでも相談ごとを持ちかけられたり、ということもあります。だからでしょうか、市町村の職員採用はコネ次第、という噂があります。でも、心配いりません。成績と人物が評価されれば、コネは関係ありません。

自分の性格や人生を考えて

このように、同じ公務員でも、県と市町村ではかなり違いがあります。どちらが自分の性格と合うのか。さらに人生設計はどうなのか、よく考えましょう。

独学の人は、情報が足りないかもしれません。県、そして市町村に先輩がいたら話をきいて、両者の特徴をつかんで、長い目で考慮してください。